本研究では, 従来の研究のように保育者を中心にその周囲にいる子どもの自然体験を記録するのではなく, 特定の子どもの自然体験を4ヶ月間記録し, それを昨年度の記録や小学校の生活科の実践記録と比較することにより, 幼児の自然体験における保育者の援助や子どもの「育ち」と「学び」の特徴を検討した。その結果, 保育の文脈からある場面や活動だけを切り取ると, 昨年度の研究と同様に, 自然体験における「学び」を取り出すことはできるが, 実際の保育では, 一人ひとりの「育ち」が重視されており, 「育ち」と「学び」は切り離されたものではなくつながっていることが明らかになった。そして, 「育ち」の充実により「学び」を支えていこうとするところに幼児教育の独自性があること, つまり, 幼児教育では, 特定の領域の知識や技能を学習する小学校とは異なり, あらゆる領域においてさまざまな体験を重ね, それらが有機的に関連づくことにより, 生きる力や学ぶ力の基礎となる心情, 意欲, 態度が育つことが重視されていることが示唆された
幼稚園教育要領における領域「人間関係」はこれまでに2度改訂されているが、改訂にあたってはその理 解と実践について現場に混乱が生じていることが報告されている(森元ら,2008)。平成30年の3度目の幼 ...
本研究は,乳幼児期の保育・教育が「活動」を中心としている点に着目した「関係活動モデル」(KKモデル)に立脚した保育方法研究の枠組みを提案することを目的としている。具体的には,保育指導案の編成を事例とし...
保育場面では, 子どもが模倣をすることにより, どのような感情が生じたり育ったりしたかが重視されている。しかし, 幼児の模倣に関する先行研究では, 感覚や感情的側面が十分に考慮されてこなかった。そこで...
本研究では, 従来の研究のように保育者を中心にその周囲にいる子どもの自然体験を記録するのではなく, 特定の子どもの自然体験を4ヶ月間記録し, それを昨年度の記録や小学校の生活科の実践記録と比較すること...
幼稚園教育要領においては、「環境を通して行う教育」が幼稚園教育の基本として強調されている。では、どのような環境構成が幼児にとって望ましいか。本稿においては、その回答の1つとして、探究的な活動を促進する...
本研究の目的は, 「森の幼稚園」カリキュラムの中で展開された保育者と幼児の活動を対象に, アフォーダンスの視点を用いて分析することで, 素朴な自然環境は保育実践に何をもたらすのかを検討することである。...
子ども時代の遊び等を通した自然体験は,自然を理解し,感性の発達に寄与すると野外教育・環境教育の分野などで言われている。従前は,どちらかと言えば自然性の高い環境における自然体験活動が重視されていた。しか...
理科学習において,思考力や創造力が低下しているのは,基盤となる原体験が不足しているからである。そこで,本研究では幼少の自然体験と日常の生活態度力理科学習において,どの場面で,どのように影響を及ぼしてい...
本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
本研究では、児童・生徒の考え方に影響力を与えていると考えられる、幼少時の体験や日常の生活態度が理科学習にどういう結果を及ぼすのかを分析し、その影響を確認した。 調査は、中学1年生(145名)を対象とし...
本研究では,幼児教育において,子どもの身近な科学への興味・関心を高めることができる教材・手立てについて明らかにすることを目的とした。そのために,イベントとしてではなく子どもが継続的に科学とかかわること...
本研究では「児童の動物概念育成のための指導法についてその1」に引続き,各学年の具体的な指導法を提示する。わが国の生物教材の多くは伝統的に取り上げられ続けているものが多い。しかし,モンシロチョウのように...
はじめに 1.環境教育に関する概念転換とESD 2.幼児期からの環境教育と保育内容「領域環境」の接点 3.小鳩の家保育園にみる幼児期からの環境教育実践 おわりに本稿においては、日本における学校教育段階...
本校に着任してまもなく学区域内にオオムラサキの群棲地があることを知った.早速これを地域教材として開発することによって,総合的な学習の授業づくりに取り組みたいと考えた.松代町にあるオオムラサキの自然観察...
本論では,幼児期の学習(早期教育即ち知的に偏った早期学習の隆盛,早期教育的雰囲気の蔓延)という問題を介在させながら,幼児の遊び(遊びの機会の減少,屋内での孤立型の遊びの隆盛,遊びの情報化(疑似体験化,...
幼稚園教育要領における領域「人間関係」はこれまでに2度改訂されているが、改訂にあたってはその理 解と実践について現場に混乱が生じていることが報告されている(森元ら,2008)。平成30年の3度目の幼 ...
本研究は,乳幼児期の保育・教育が「活動」を中心としている点に着目した「関係活動モデル」(KKモデル)に立脚した保育方法研究の枠組みを提案することを目的としている。具体的には,保育指導案の編成を事例とし...
保育場面では, 子どもが模倣をすることにより, どのような感情が生じたり育ったりしたかが重視されている。しかし, 幼児の模倣に関する先行研究では, 感覚や感情的側面が十分に考慮されてこなかった。そこで...
本研究では, 従来の研究のように保育者を中心にその周囲にいる子どもの自然体験を記録するのではなく, 特定の子どもの自然体験を4ヶ月間記録し, それを昨年度の記録や小学校の生活科の実践記録と比較すること...
幼稚園教育要領においては、「環境を通して行う教育」が幼稚園教育の基本として強調されている。では、どのような環境構成が幼児にとって望ましいか。本稿においては、その回答の1つとして、探究的な活動を促進する...
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子ども時代の遊び等を通した自然体験は,自然を理解し,感性の発達に寄与すると野外教育・環境教育の分野などで言われている。従前は,どちらかと言えば自然性の高い環境における自然体験活動が重視されていた。しか...
理科学習において,思考力や創造力が低下しているのは,基盤となる原体験が不足しているからである。そこで,本研究では幼少の自然体験と日常の生活態度力理科学習において,どの場面で,どのように影響を及ぼしてい...
本研究の目的は,全国に展開されている「森のようちえん」活動の現状と課題について把握し,森のようちえんを新たな幼児教育の方法論として確立するための提言を行うことにある。 全国の森のようちえん156施設...
本研究では、児童・生徒の考え方に影響力を与えていると考えられる、幼少時の体験や日常の生活態度が理科学習にどういう結果を及ぼすのかを分析し、その影響を確認した。 調査は、中学1年生(145名)を対象とし...
本研究では,幼児教育において,子どもの身近な科学への興味・関心を高めることができる教材・手立てについて明らかにすることを目的とした。そのために,イベントとしてではなく子どもが継続的に科学とかかわること...
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はじめに 1.環境教育に関する概念転換とESD 2.幼児期からの環境教育と保育内容「領域環境」の接点 3.小鳩の家保育園にみる幼児期からの環境教育実践 おわりに本稿においては、日本における学校教育段階...
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幼稚園教育要領における領域「人間関係」はこれまでに2度改訂されているが、改訂にあたってはその理 解と実践について現場に混乱が生じていることが報告されている(森元ら,2008)。平成30年の3度目の幼 ...
本研究は,乳幼児期の保育・教育が「活動」を中心としている点に着目した「関係活動モデル」(KKモデル)に立脚した保育方法研究の枠組みを提案することを目的としている。具体的には,保育指導案の編成を事例とし...
保育場面では, 子どもが模倣をすることにより, どのような感情が生じたり育ったりしたかが重視されている。しかし, 幼児の模倣に関する先行研究では, 感覚や感情的側面が十分に考慮されてこなかった。そこで...